2011年2月14日月曜日

読むだけでApple製品が欲しくなる 『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』



Apple社の製品は今や持っていない人の方が少ないのではないでしょうか?
私も、ipod持ってますし。
電車に乗って、自分の車両を見渡すと、一人くらいは持ってますよね。iphone。
それらの魅力的な製品の源泉はこの人にあるといえます。


 プロローグ

 第1幕 ストーリーを作る
  シーン1 構想はアナログでまとめる
  シーン2 一番大事な問いに答える
  シーン3 救世主的な目的意識を持つ
  シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
  シーン5 ロードマップを描く
  シーン6 敵役を導入する
  シーン7 正義の味方を登場させる
  幕間 その1 10分ルール

 第2幕 体験を提供する
  シーン8 禅の心で伝える
  シーン9 数字をドレスアップする
  シーン10 「びっくりするほどキレがいい」l言葉を使う
  シーン11 ステージを共有する
  シーン12 小道具を上手に使う
  シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する
  幕間 その2 第一人者から学んだシラー

 第3幕 仕上げと練習を行う
  シーン14 存在感の出し方を身につける
  シーン15 簡単そうに見せる
  シーン16 目的に合った服装をする
  シーン17 台本を捨てる
  シーン18 楽しむ

 アンコール 最後にもうひとつ
 謝辞
 訳者あとがき
 解説
 参考文献・動画など

大きく分けて3つのパートで構成されています。
個人的な印象では、
1幕→「プレゼンの内容の考え方」
2幕→「プレゼンのやり方」
3幕→「1+2を実践するために」

という感じですね。以前Newsweekの記事でAppleの話を出しましたので先にそちらの記事を見ていただいた方が今回は話がわかりやすいかもしれませんね。
リンクを載せておきます。

今日は軽めに アップルのキモ Newsweek 2011/2/2

つまるところ、

「Apple社の大成功にはスティーブ・ジョブズの名プレゼンが欠かせなかった」

ということからこの本は始まります。
そのプレゼンを真似できたら誰もが良いプレゼンを提供できるのでは?
という視点でジョブズ流のプレゼン術を紹介しています。


私が一番印象的だったのは
3つの新商品を発表します。
1つ目は、タッチコントロール機能を持ったipod
2つ目は、革新的な携帯電話
3つ目は、画期的な通信機器

3つの分かれたデバイスではありません。
これは1つです。
名前はiphone。

というプレゼンの一節ですね。
ここにジョブズのテクニックが満載されていますね。

ツイッターのように短くまとめられたフレーズ。
聴衆が迷うことのないわかりやすい説明。
場の盛り上げ方も計算どおりです。

youtubeの動画も見つけたので是非見てみてくださいね。



iphoneの発表は1:26あたりから始まります。


ただ困ったことに、この本を読むことはジョブズの名プレゼンを聴くことに等しいわけで。

Apple社製品が欲しくなった。笑

わが家にはWindowsしかないんですけど、
家族がMac使ってみたって言ってたことがあって
感動しきりだったみたいです。
Macbook air ですか?ちょっと気になってきまして・・・困ったなぁ。


ただ、1つ誰もが考えなくちゃならないこともありまして。
スティーブ・ジョブズのプレゼンは凄いと思います。
それは世間で認められていることからも明らかですね。
でも、仮に彼が天才だとしても、彼のプレゼンの練習量は並大抵のものじゃないということです。
練習は何にでも重要な要素ですね。
本著作内で著者がクライアントとの関わり合いの様子を描いている場面がありますが、
そのシーンではこんなことをクライアント側が言っていました。

「練習をしていなければ、本番で頭に血がのぼっていて醜態を晒していたよ。」と。

様々なトラブルを想定した練習もしていたので、
本番で実際に問題が発生してもあわてることなく対応できた体験を描写していました。
やはり、練習の積み重ねは何でも大切ですね。

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